ケガによる急性痛と長期間による慢性痛は、同じいたみでも治療内容が180°変わります。
急性痛
〜ケガ〜
いたみには危険信号としての役割がありますが、はっきりといたみを感じるときだけです。
例えば自宅に画鋲をそのまま踏み込こむと傷口が深くなるので、無意識に避けようと体が反応するから軽いケガで済みます。
安静にすれば時間と共にいたみはなくなり、お薬を飲めばより早くいたみは引いてくれます。
急性痛はいたみの原因を取り除くことが治療ゴールになります。
そこにいたみ自体を治す考えはありません。
慢性痛
〜持続するいたみ〜
慢性痛の場合は原因がはっきりとしないため、危険信号は作動しません。
職場環境のストレスやいたみに対する不安、日常生活での偏った姿勢や歩行はいたみを引き起こす原因になります。
そのため、症状の末期にいたみを感じます。
安静にしても時間と共に症状は強くなり、ケガをしていない状態ではお薬も効果はありません。
慢性痛はいたみを起こす原因を発見することが治療スタートになります。
いたみを引き起こしている根本原因を考えなくてはいけません。
患者様のなかには内科的な問題でいたみを訴える方もおられますので、当院の守備範囲でないと判断した場合は医療機関にご紹介致します。
根本原因にフォーカスした治療に重点をおいて、患者様にベストな治療を提供できるように、日々心がけております^ ^